「ウルトラヴェラでの施術ってどんなことをするの?」 「治療後の経過はどんな感じなの?」
このページをご覧になっている方にはこのような疑問を持った方が多いのではないでしょうか? レーザーによるデリケートゾーンの治療に関する情報は意外と少なく、ネットで調べても簡単な内容しか掲載されていない場合が多いですよね。 そのため、ウルトラヴェラの詳しい施術内容について知りたいと思っている方は、結構いらっしゃると思います。
このページではそんなウルトラヴェラの施術内容についてご紹介しつつ、施術を行なったあとの効果や副作用に関しても詳しく解説しました。 さらに、ページの最後には実際に施術を受けた方の感想についても掲載しております。
ぜひ最後までご覧ください。
- ウルトラヴェラの施術の流れがわかる。
- ウルトラヴェラの施術後の経過がわかる。
- 実際に施術を受けた人の感想がわかる。
ウルトラヴェラの施術内容をご紹介
施術内容について説明する前に、ウルトラヴェラについて簡単に解説します。 ウルトラヴェラ、は「HIFU」と呼ばれる超音波を使用して、膣の引き締めを行ったりデリケートゾーンのエイジングケアができる、レーザー医療機器です。
HIFUを膣内に照射すると、膣内でのコラーゲンの生成が促され、膣内にふっくらとしたボリュームが生まれます。
このような特徴があるため、ウルトラヴェラには以下のような症状に効果があるとされています。
・膣の引き締め ・においやゆるみなどといった膣内の不快な症状の改善 ・尿もれや頻尿の改善 ・膣内のコラーゲンが増えることによる、性交痛の改善
3種類のハンドピースを使い分け
専用のハンドピースと呼ばれる、棒状のレーザー機器を膣内に挿入して施術が行われます。 ハンドピースを挿入するのはタンポンを挿れる感覚に近く、挿入時には痛みの軽減のために専用のジェルを使用する場合があります。
ハンドピースには、
・膣の表層(膣上皮付近)にアプローチするもの ・膣の中層(粘膜固有層付近)にアプローチするもの ・膣の下層(筋層付近)にアプローチするもの
の3種類があり、 それぞれのハンドピースを使い分けることで、目的の層に対してコラーゲンの生成に適切な温度をピンポイントに照射することができます。
また、ハンドピースを選択することによって症状に対して効果的な照射部位のみにアプローチすることも可能です。 施術中はハンドピースを少しずつ回転させながら、膣壁全体にまんべんなくレーザーを照射していきます。
治療は3ステップ
クリニックによって多少の違いはありますが、一般的にはこのような流れで施術を行っていきます。
ステップ1:問診、カウンセリング
患者様に合った治療を行うために、施術を決める前に詳しく診察を行います。 施術を行うことが決まってからは、医師によって症状や治療経験の有無、現在の体調について確認し、ウルトラヴェラを使用しても良いかの検討を行います。 その後、照射箇所や施術プランについて決定します。
ステップ2:膣内にレーザーを照射(15分程度ずつ)
レーザー照射時は軽く押されているように感じるだけで、基本的に痛みはありませんが、人によっては違和感を感じる場合があります。 基本的に麻酔を使用することはありませんが、大陰唇への照射を行う場合にはクリーム状の麻酔を塗布します。
ステップ3:施術終了
施術後はすぐにお帰りになることができます。 施術後は、経過観察のために数回ほど通院が必要な場合があるため、ドクターの指示に従いましょう。
ウルトラヴェラの施術は安全?
ウルトラヴェラの治療は、従来のレーザー治療と異なり深い層にアプローチするためエネルギーの深達度が高く、膣粘膜表面を傷つけるリスクが少ないとされています。 しかし、本当に痛みやダウンタイム、副作用はないかなど不安ですよね。 その点について、解説していきます。
術中の痛みについて
ウルトラヴェラはハンドピースという棒状の機器を挿入することで行う施術です。 そのため、メスなどを使用した外科手術とは異なり、粘膜の切開などは行わないため、基本的に痛みはないとされています。
一方で、施術では専用のジェルを用いますが、それでも挿入時に若干の違和感を感じる方もいらっしゃいます。 また、ウルトラヴェラは温度による熱刺激によって膣粘膜を刺激し、コラーゲンの生成を促す治療です。 その温度は照射された部位が60~70℃になるように設定されているため、この熱によって暑いと感じるかたや、ヒリヒリとした痛みを感じる方もいらっしゃいます。
通常、痛みが出る施術ではないため麻酔は使用致しませんが、不安が強い方は麻酔を使用してもらうことも可能です。
ダウンタイムや副作用について
ダウンタイム
基本的にダウンタイムはありません。 しかし、施術後3日間は性交渉、タンポンの使用を控えるようにしましょう。 また、シャワーや入浴は当日からできますが、大衆浴場やプールの使用は1週間ほど控えるようにしてください。
副作用
副作用に関しても基本的にはほとんどでないと言われていますが、中には性器がヒリヒリとした感じや違和感が出る方もいらっしゃいます。 このような症状は施術中についてしまった細かい傷による一時的なものであり、約10日後には消えますのでご安心ください。
また、その他ごく少数ですが、火傷、潰瘍、瘢痕化、浮腫み、粘膜の赤み、熱感、水疱、おりものの増加、下腹部痛などの副作用も報告されていますがどれも一時的なものとされています。
人によってはウルトラヴェラが作用しない
ウルトラヴェラは医療器具であるため、症状や体調によっては治療を受けられない方もいらっしゃいます。 以下に該当する方は治療を受けられない可能性があるため、診察時に必ずドクターにそのことを伝えましょう。
・治療部位に傷がある方、未治療の皮膚炎、性器ヘルペスがある方がある方 ・抗凝固薬による治療やや悪性腫瘍の治療などを受けている方。 ・治療部位に金属やシリコンなどを入れられている方。 ・妊娠中の方 ・生理中の方
また、ウルトラヴェラは膣粘膜の厚さによって作用する人としない人が分かれる機器のため、 「ウルトラヴェラを受けたくて受診したけど、他の機器の方が向いていた」 なんて方も結構いらっしゃいます。
まずは、患者様の膣の状態やお悩みを聞き、それから治療法が決定します。 ご自身で決め切らずに、まずは状態を知るということが大切です。
実際に施術を体験した方の声
最後に、施術を受けられた30代の女性と40代の女性2人の感想をご紹介します。
30代 女性の場合
・お悩みだった症状について 出産をしてから、尿漏れを少し感じるようになりました。
・施術中のご感想 膣の中に器具を入れるのはとても怖かったのですが、特に違和感などを感じずに終わりました。 たまに少しパチパチと熱さを感じることがありましたが、全然痛くありませんでした。
・施術後の経過について 施術をしてから、尿漏れが改善されました。しかも結構長く効果が続いているので満足です。
40代 女性の場合
・お悩みだった症状について 膣のゆるみで悩んで受診したら、カウンセリングの際にウルトラヴェラでの治療を勧めていただきました。
・施術中のご感想 治療中は熱さや痛みを感じることはなく、やわらかい感じがしました。
・施術後の経過について 施術後帰ってから少しぽかぽかする感じはあったのですが、全然気になるものではなく、普段通り過ごすことができました。
まずはカウンセリングへ
今回はウルトラヴェラの施術内容について解説いたしました。 ウルトラヴェラは従来のレーザー治療と異なり、粘膜の深層にまでアプローチすることができる画期的な機器です。
一方、膣の深い部分に作用するため、性交痛の改善など粘膜表面に対しての効果は弱くなってしまう傾向にあります。 デリケートゾーンのレーザー治療としては、他にもモナリザタッチやインティマレーザーなど様々な種類があるので、ご自身に1番合う治療法を見つけることが大切となってきます。
当院では経験のある女性器形成専門のドクターが、あなたのお悩みに真摯に向き合います。 ぜひ一度、ご相談ください。
監修医師
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みどり美容クリニック・広尾院長 みつゆき みどり
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