膣のゆるみや尿漏れ・デリケートゾーンの黒ずみなど、周りの人にはなかなか相談できないデリケートなお悩みを抱えている女性は増えています。 これらの治療に役立つのがインティマレーザーですが、「実際にどのような効果があるのか」、「その効果は持続するのか?」と気になる方も多いことでしょう。 このページでは、インティマレーザーの治療による効果、その持続時間をメインにご紹介していきます。
- インティマレーザーの効果は主に3つ
- 1.膣の引き締め効果
- 2.尿漏れへの効果
- 3.デリケートゾーンの黒ずみへの効果
インティマレーザーとは
メスを使わない最新の蓄熱式レーザー
インティマレーザー(Vタイトニング)は、メスを使わない最新の蓄熱式レーザー機器です。 従来のレーザーでは、照射したとしても粘膜の表面近くでしかその効果を感じることができず、照射部分の火傷や副作用が多かったのも問題でした。
しかしインティマレーザーではFotona社独自の技術により、粘膜表面へのダメージを最小限にして膣の引き締めを行うことが出来るようになりました。 また、モード変更を行うことが出来るため、膣の引締め治療だけでなく、尿漏れ治療・外陰部(小陰唇・大陰唇)のホワイトニングなど様々な用途に使用できる画期的なマシンとなりました。
使用されるレーザーについて
インティマレーザーにはエルビウムヤグレーザーというレーザーが使われています。これは、皮膚科でも使用されている非常にポピュラーなレーザーです。 患部に照射すると、膣内の粘膜に60~63℃の熱だまりが生成されます。 この熱だまりに膣内の水分が反応することで、照射部分が収縮して膣全体が引き締まるようになります。 同じ場所に何回も照射を繰り返すことによって、熱が奥まで入っていき、より引き締めを感じられるようになります。
インティマレーザーの効果
<pインティマレーザーでの効果と、その仕組みについてご紹介します。
1.膣の引き締め効果
1つ目は「膣の引き締め効果」です。 当院でも膣の引き締め治療を求めて来院される患者さんは多くいらっしゃいます。 レーザーを膣内のポイントに照射すると、温熱効果によりその部分にコラーゲン繊維を生成するようになります。 これによってコラーゲンが増え、密度が濃くなります。最終的には膣壁が厚くなり、膣が引き締まるようになります。
膣の引き締め以外にも、コラーゲンが生成されることで、膣の若返りや乾燥の改善などのアンチエイジング効果もあります。 特に、膣内の乾燥が解消されると、性交痛の改善にもつながります。 「痛くて入らない」といったような性交痛で悩んでいる方は、インティマレーザーでの治療に期待が持てるでしょう。
2.尿漏れ・尿失禁改善効果
2つ目は、「尿漏れ・尿失禁改善効果」です。 産後や加齢に伴って、尿漏れに悩む方が多くいらっしゃいます。 尿もれがある場合には、膣の前側が大きくゆるんでしまっていることが原因とされることが多いです。
そのような場合は、尿漏れ専用のレーザーと、高度な技術で引き締めていきます。 仕組みは膣の引き締めとほぼ一緒で、膣内に照射し、コラーゲンを増やしていきます。 こうすると、膀胱の位置が元に戻り、尿道をしっかりと支えることが出来るようになります。照射温度やショット数を変えながら治療し、尿漏れを改善していきます。
3.デリケートゾーンホワイトニング効果
3つ目は、「デリケートゾーンホワイトニング効果」です。 黒ずみは、主にメラニン色素が皮膚に沈着し、蓄積されることで引き起こされます。 下着との擦れで黒ずみとなる場合が多いですね。
そんな黒ずみには、レーザーを当てて、薄くピーリングをしていくのが効果的です。メラニン組織を破壊し、余分な角質のないクリアな肌にすることができます。 ピーリングとは、厚くなった皮膚や角質、摩擦による黒ずみ部分を除去し、肌のターンオーバーを促す施術で、美容業界でもポピュラーな施術です。 肌の色が明るくなるだけではなく、皮脂詰まりが解消されるため、大陰唇のざらざらとした触り心地から、なめらかな触り心地に改善することができます。
また、デリケートゾーンのホワイトニングの他にも、乳首の黒ずみ改善でインティマレーザーが使われることもあります。
治療方法
膣の引き締め効果を得るためには
- 治療方法:専用のアプリケーター(筒のようなもの)を挿入し、その後膣引き締め専用のレーザーも挿入し、膣内に照射していきます。
- 施術時間:15分~20分
- 治療回数・持続性: 平均的な治療回数は1~2回です。
- 治療時の痛み:塗る形式の麻酔を使用しますので、治療の際の痛みはほぼ感じられません。
尿漏れ改善の効果を得るためには
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- 治療方法:専用のアプリケーター(筒のようなもの)を挿入し、その後尿漏れ専用のレーザーも挿入し、膣内に照射していきます。
- 施術時間:15分~20分
- 治療回数・持続性:平均の治療回数は2~3回です。
- 治療時の痛み:塗る形式の麻酔を使用しますので、治療の際の痛みはほぼ感じられません。
デリケートゾーンの黒ずみ改善効果を得るためには
- 治療方法:塗るタイプの麻酔をしたあと、黒ずみにレーザーを当てていきます。
- 施術時間:15分~20分
- 治療回数・持続性:小陰唇で1~2回、大陰唇で2~3回です。
- 治療時の痛み:塗る形式の麻酔を使用しますので、治療の際の痛みはほぼ感じられません。
黒ずみの濃さにもよりますが、小陰唇は1回の治療でも効果を感じることが多いです。 大陰唇は、2~3回レーザーを当てると、効果が出てきやすいでしょう。 大陰唇は、小陰唇よりも皮膚が厚い(膨らんでいる)ので、治療回数が多くなる傾向があります。
治療についてもっと詳しく知りたい方へ
まとめ
カウンセリングを通じてドクターに相談しましょう
このページでは、インティマレーザーの効果と効果を高めるための治療法をご紹介しました。 今回ご紹介した効果はあくまで一例なので、症状によっては、インティマレーザーではなく他の機器の方が向いている(効果を感じやすい)という可能性もあります。 なので、「必ずインティマレーザーで治療しなければいけない」というわけではありません。
「自分が治療を受けたらどのくらいの効果があるのか」「効果のない治療はしたくない」と 不安や疑問を持っている方がいらっしゃいましたら、ぜひ1度当院のカウンセリングを通じてドクターに相談してみてください。 あなたのお悩みに寄り添って、適切な治療法を提案してまいります。
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サイト監修医師
みどり美容クリニック・広尾院長 みつゆき みどり
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