- インティマレーザーとは、FOTONA社が開発したデリケートゾーン専用のレーザー機器
- インティマレーザーにはエルビウムヤグレーザーが使われている
- 膣のゆるみ、尿漏れ、ホワイトニング、性交痛を改善する効果がある
- 治療方法もシンプルで、ダウンタイム・副作用はほぼなし
インティマレーザーとは?
インティマレーザーとは、FOTONA社が開発したデリケートゾーン専用のレーザー機器です。 今までの治療機器だと、膣の入り口付近しか治療ができない、副作用やダウンタイムがある、といったことが多くありました。 しかし、インティマレーザーはそれらを解決し、デリケートゾーンの治療に大きく役立っています。
レーザーを使用しますが、やけどや出血はほとんどなく、膣粘膜を傷つけずにレーザーを照射することができます。 また、安全に膣の奥深くまでエネルギーを届けるとともに、レーザーの作用で膣の組織が活性化され、コラーゲンの生成を高めることで、デリケートゾーンのアンチエイジングも可能にします。 最近では、日本でも多くのクリニックがインティマレーザーを導入しており、その名はますますポピュラーになってきています。
インティマレーザーは安全性が高い
インティマレーザーはカナダの保険省で「革新的な膣内治療を可能にするレーザー」として初めて認められた機器です。 この出来事はレーザー業界初のことであり、高い安全性が認められた証拠にもなります。
(以下、一部抜粋)
カナダ保健省が閉経関連泌尿生殖器症候群(GSM)用にFotona Dynamisを認可。 FotonaのDynamisレーザーシステムは業界初の成果として、カナダの食品医薬品法・規制機関であるカナダ保健省から、ストレス性尿失禁(SUI)や外陰膣萎縮(VVA)など閉経関連泌尿生殖器症候群(GSM)の治療用の認可を受けた。 (中略)今回の認可はFotonaにとって新たな成果であり、レーザー業界では初の出来事である。 Fotonaは、業界をリードする技術の開発に絶え間ない努力を傾注していることで世界的に知られており、世界中の医療提供者と患者向けのレーザー技術のゴールドスタンダードとしての地位を獲得している。
(引用元:https://kyodonewsprwire.jp/release/201908280110)
FOTONA社とは?
FOTONA社とは、ヨーロッパで50年続く老舗のレーザーメーカーで、アメリカとスロベニアに拠点があります。 FOTONAの高い技術力によってつくられたレーザー機器は、世界60か国以上に導入されており、その評価は高いものとされています。
また、婦人科治療をより効果的にするため、CO2レーザーの改善を行っています。 そして、より高い精度を持ったエルビウムヤグレーザーの波長を導入することに成功し、今日の治療に役立てています。
【FOTONA社公式サイト】インティマレーザーで使われるレーザーとは?
インティマレーザーでは、エルビウムヤグレーザーというCO2レーザーを改善させたものが使われています。 レーザーを膣内に照射すると、粘膜の下で60~65℃の熱だまりを作ります。すると、この熱だまりに水分が反応するようになります。この作用を利用して、照射部分が引き締めて細胞の再構築を可能にしています。
また、この温熱効果が行われる過程で、コラーゲンも生成されるので、膣内の潤いも上げることもできます。 このエルビウムヤグレーザーは、通常のCO2レーザーと比べて、水分の吸収が10倍高いという特徴があります。 したがって、周辺組織への熱損傷を少なく済ませることができます。
エルビウムヤグレーザーを使用することのメリットとして、
があげられています。
・組織への損傷が少ないので、治癒期間が短い ・痛みが少なく、麻酔なしでも治療が可能 ・ダウンタイムが短い(3日ほど)
また、上記であげた特性は「蓄熱式レーザー」と呼ばれており、インティマレーザーにはこの機能が備わった「スムースモード」というFOTONA独自の技術が搭載されています。 皮膚や組織へのダメージを少なくし、膣の奥深く目で熱を与えることで、効果の高い膣の引き締めを可能とします。
インティマレーザーで何が治るのか
インティマレーザーでは
を改善することができます。
・膣のゆるみ ・尿漏れ ・デリケートゾーンの黒ずみ ・性交痛
また、骨盤臓器脱やGSM(閉経関連泌尿生殖器症候群)の治療にも使われます。 しかし、実際にカウンセリングなどで診てみないとわからないこともあるので、上記の症状に当てはまるからといって、インティマレーザーが向いているかはドクターの判断となります。
インティマレーザーでの治療方法とは
インティマレーザーの治療方法は主に、
というステップで行われます。(※膣の引き締め治療の場合)
1.膣口に塗るタイプの麻酔をする 2.アプリケーターを挿入(ガラスの筒のようなもの) 3.専用のレーザーを挿入し、膣組織にレーザーを当てていく
膣口は、痛みなどに敏感な特徴があるため、麻酔を塗ることが多いです。 膣の中は、痛みや熱さを感じにくいため、麻酔をせずに挿入していきます。
アプリケーター 膣の引き締め用レーザー 病もれ用レーザー 症状に応じて、レーザーを組み合わせながら、より治療効果を高めていきます。 治療中の痛みは、特にないという方が多くいらっしゃいます。 アプリケーターは細いため、挿入時・レーザー照射時の違和感はほとんどありません。 たまに、少し熱さを感じた・ピリッと痛みを感じた、という方もいらっしゃり、痛みの感じ方は個人によって違ってきます。
治療後に気を付けることとは
インティマレーザーでの治療後は、と、比較的制限はありません。
・治療後3日間は性交渉を控える ・飲酒や運動の制限はなし ・治療後は通常通り歩いて帰れる、日常生活に戻りやすい
副作用についても大きな報告はありません。 しかし、まれに腫れや治療後の痛み・少量の出血・おりものの増量・一過性の尿失禁などが報告されていますが、これらはすべて一時的なものになっています。
まとめ
インティマレーザーの基礎知識的な部分についてご紹介しました。
症状によっては、インティマレーザーでの治療より、手術をすすめられることもあります。 ただ、これは実際にカウンセリングを経てからではないとわからないことが多いため、ご自身で判断をせず、一度ドクターに相談することをおすすめします。
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