大陰唇と小陰唇は、女性器の中でとても大事な役割を担っており、大陰唇と小陰唇をまとめて「外陰唇」と呼ばれることもあります。 普段外陰唇がどうなっているのか、自分ではなかなか確認することはありませんが、デリケートな部分なゆえにとても気になってしまうものです。
しかし、年齢とともに女性器に余分なしわが出て、ハリがなくなってくると、加齢を感じさせる見た目になってしまいます。 また、臭いや痛みを感じることもあります。
このように、デリケートゾーンに不満があると、QOL(生活の質)が下がるだけではなく、女性としての自信も失ってしまう方も数多くいらっしゃいます。 そうならないために、大陰唇・小陰唇のたるみや諸症状について、また治療法もご紹介していきます。
大陰唇とは?
大陰唇とは、女性器のいちばん外側にある、左右対称になっている膨らみの部分を指します。
大陰唇と周りの陰毛があることによって、外部からの刺激から膣口などを守ることができます。 そして、大陰唇は主に脂肪からできており、性器を包み込むようにできています。
大陰唇ではこのように悩んでいる方が多くいます。
- 肥大している
- 小陰唇と擦れて痛みを感じる
- 黒ずんでいる
年齢を追うと顔にしわが出てくるのと同じように、デリケートゾーンも老化していき、 痛みやたるみが顕著に表れてきます。大陰唇もその1つです。
大陰唇のたるみ
たるみの原因で多いのは、年を重ねることによる皮膚の老化や、生活スタイルの変化です。 大陰唇は主に脂肪からできているので、加齢に伴う脂肪減少により、たるみやしわができてしまうことが多くあります。
また、妊娠や出産をすると、急に体型が変わるので、そのスピードに女性器が ついていけず、余分なしわやたるみができてしまうことがあります。
しかし、大陰唇のたるみには、先天性のものと後天的なものもあります。 生まれつき大陰唇がふっくらしている方や、もともとやせ気味で、大陰唇もやせている場合もあります。 若い方でたるみのお悩みがある方は、先天的なものが原因とも考えられます。
大陰唇のかゆみや痛み
ナプキンを当てることによるかぶれ、肌が弱い影響などでかゆみが起こることがあります。 かきむしってしまうと、さらにかゆくなったり、かぶれて痛みを伴うことがあります。
また、いつもはふっくらしている大陰唇ですが、さらにふっくらとして肥大してしまうこともあります。これにより、下着と擦れて痛みを伴うことがまれにあります。 逆にボリュームが少ないと、小陰唇と擦れて痛くなることもあります。
大陰唇の黒ずみ
黒ずみの主な原因は、下着やナプキンと擦れることです。 また、かきむしったことが原因で黒ずみを引き起こすこともあります。
これらの症状を改善するには、インティマレーザーなどのレーザー機器での治療がおすすめです。 治療法については、下記で説明します。
小陰唇とは?
小陰唇とは、大陰唇の内側にあるヒダを指します。 大陰唇と同様、外部から膣口などを守る役割があります。また、性的に興奮をすると血流が上がり、ふっくらとする特徴があります。
小陰唇の形状にお悩みを抱える女性は多いですが、人の顔がそれぞれ違うように、小陰唇も人によって形や大きさが違います。 ヒダが大きい・小さい・左右の形が非対称である、と個人差が出やすい部分ですが、だいたいのものが先天性の原因でもあると言われています。
しかし、必要以上に肥大してしまったり、痛みやかゆみなどを感じると、QOL(生活の質)が下がってしまいます。
小陰唇ではこのように悩んでいる方が多くいます。
- パートナーに形を指摘された
- ニオイが気になる
- 下着やズボンを履くと違和感・痛みを感じる
小陰唇の肥大・不快症状の原因は?
小陰唇が肥大する原因、不快症状が起こる原因について説明していきます。
小陰唇肥大の原因
小陰唇が肥大する原因は、アトピー性皮膚炎などの皮膚疾患を繰り返すことによって、徐々に肥大していくことです。 また、 ナプキンなどを当てることで蒸れやかゆみも起きてしまいます。
必要以上にかきむしってしまうと、肥大の原因になってしまうこともあります。 出産を経験することも、小陰唇肥大に影響を与えます。赤ちゃんが膣や産道を思いきり伸ばしながら出てくるので、小陰唇も伸びてしまうことがあります。
小陰唇の黒ずみやその他不快症状
<先ほども記述したアトピー性皮膚炎などの皮膚疾患で、かきむしってしまうと黒ずみがひどくなることがあります。 ニオイが気になる原因としては、トイレの際に汚れがうまくとりきれずに、垢となってたまることです。
治療方法はあるの?
大陰唇のたるみや小陰唇の肥大の治療方法は、手術をして切開する方法もありますが、デリケートゾーンにメスを入れるのは誰でも怖いと感じることです。 そんなときに有効なのが、レーザー機器を使用する治療です。
手術とは違い、メスを使わず痛みもほぼありません。また、施術時間も約30分で終了することから、普段忙しくて時間が取れない方にも、施術を受けていただくことができます。 (※)痛みの感じ方や施術時間は、症状・個人によって異なります。
レーザーを大陰唇・小陰唇にあてて、組織の中にあるコラーゲンを増生させるように促します。 コラーゲンが増えることで、ふっくらとした大陰唇・小陰唇にすることが可能となります。
レーザー機器はたくさんの種類があり、それぞれ効果の出方も変わってきます。 カウンセリングでドクターと話しながら、ご自身にぴったりの治療法を見つけることをおすすめします。
大陰唇・小陰唇のたるみに効果のある機器
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サイト監修医師
みどり美容クリニック・広尾院長 みつゆき みどり
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